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  • 執筆者の写真Sanae

そんな人になる。

子どもの頃から憧れの人たちがいます。


宮崎駿監督と久石譲さんです。


初めてジブリの作品を見たとき、心が揺さぶられました。

「生きていける」


と思えたのです。


当時は自分が繊細だなんて知りもしなかったですが、あまりに、周りと自分が感じていることがマッチしない、共感できない、共感されない。


ちょっとこの世界で生きていくのキツ〜〜〜と、けっこう深刻に思っていたときに


ジブリを見て、作品の内容も全てが素晴らしいけど、そこよりも、


あ、、、同じ人がいた!!

いた!!

いた!!みつけた!!


生きていけると思いました。


友達でもない、知り合いですらない、なんなら会って話をすることもできない相手だけど、

この世界にこの人たちがいるなら、私はやっていけると確信しました。


ジブリを見ると、懐かしすぎで涙が出ます。

あの世界を知っている感覚。

久石譲さんの音楽は、遠い星の故郷の音楽を聴いているかのようなあの感覚。


ただ、自分のことを表現した先に救われる人がいる。


出会って話をして、わかり合っていくことが全てでもなくて、


一瞬でも、強い光みたいに、その人に何か届けられる人になりたい。


お互いを認識してなくても、あんな人がいてくれるなら、頑張れるかも。


そんな人になる。


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